「漢字表記が分かりづらい」8カ国11人が日常の困り事語る 群馬県高崎市で検討会議  | 上毛新聞
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公開:17:00

 外国人住民が安心して暮らせる優しい街づくりを進めるため、群馬県高崎市は17日、海外出身者の困り事を聞いて施策に生かす検討会議の初回を市役所で開いた。市内で国籍の多い中国やベトナム、フィリピン出身者など8カ国11人が参加し、日常生活で感じていることを語り合った。

 アメリカ出身の市国際交流員、高橋アレクサンドリアさん(28)が進行役を務めた。

 特に多くの意見が出たのが言葉の困り事。銀行や店での英語表記の少なさをはじめ、工事現場で「通行止め」などの言葉が漢字表記されていて分かりづらいといった声が上がった。

 他にも「学級閉鎖のときに子どもを預けられる場所がない」という悩みや、イスラム教徒から「お祈りの場所が分からない」との指摘もあった。

 求める行政サービスについては「病院や銀行、手続き時などに呼べる通訳者」などの案が上がり、斎藤達也副市長ら市幹部や職員が真剣な表情でメモを取っていた。

 市によると、市内の外国人住民は10年前と比較して約1.7倍の6999人(11月末時点)と増加。医療や福祉、税金、ごみ出しなど行政分野への問い合わせも約3倍に増えており、生活しやすい環境をつくろうと検討会議を設けた。

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