1月2日午後6時ごろ。
東京・羽田空港で発生した着陸直後の日本航空の旅客機と、海上保安庁の航空機の衝突事故。 最初にこのニュースに触れたのは北海道稚内市内だった。

◆◆新幹線で訪れた北海道
記者は、年末年始の休暇に合わせて、札幌市内の親戚を訪問していた。
鉄道が好きなので、愛媛県松山市から札幌市内まで、新幹線と特急列車を乗り継いで赴き、それに合わせて北海道内を旅行している最中だった。
夕方になり、ホテルでのチェックインを済ませた直後のことだ。

◆◆飛び込んできた衝撃のニュース

燃え上がる旅客機の中継映像。
衝撃的なニュースを伝えるテレビ画面に釘付けとなった。 ほどなくして、旅客機の乗員乗客全員が避難を済ませたとの続報が流れた。 しかし海上保安庁の航空機の乗員5人は亡くなった。
年始からの痛ましい大事故だ。

◆◆他人事ではなかった事故

だがそれは、決して他人事ではなかった。

「明日の羽田空港乗り継ぎは大丈夫だろうか…」

記者は3日、北海道から愛媛へ戻る予定を立てていた。
午後1時10分に稚内空港を飛び立ち、その2時間後に羽田空港へ到着する便に乗り、東京でおよそ4時間滞在したのち、午後7時35分に羽田を飛び立ち、午後9時10分、松山に到着する予定だった。
仕事始めとなる4日は、午前中から取材の予定が入っている。

ニュースによると、年末年始の多客期ということもあり、羽田空港は早期に再開される方針という。
搭乗予定の全日空のウェブサイトで、運航状況を何度も確認しながら眠りについた。

◆◆次々に発生する想定外

迎えた3日朝。
稚内から松山に向けて帰る日だ。
不安を覚えながら空港へ。
そしてロビーで待つことおよそ1時間。 雪の中、羽田からの飛行機が少し遅れながらも到着するのが見えた時には、ほっとしたが、それもつかの間だった。

◆◆食事券を握りしめて

「管制指示により出発時間は2時間以上遅れる」

保安検査場を通過して搭乗を待っていると、アナウンスが流れた。
羽田空港での事故から一夜、その影響はやはり避けられないのだろう。
東京から先の乗り継ぎについて、航空会社の係員と相談する乗客の姿も見られた。

ちなみにこの時、航空会社から、稚内空港で当日のみ利用できるという食事券が配られた。

◆◆なんとか離陸できたが…

飛行機は、予定の出発時間からおよそ2時間半遅れて稚内を離陸した。羽田には午後5時半ごろに到着するという。

それでも午後7時半発の松山便には十分に間に合う。東京での滞在時間に余裕を持たせていたのは幸いだった。

順調にフライトを続ける飛行機だったが、茨城の上空に差し掛かった時、旋回を始めた。

以下省略

◆◆空の上でも待つことに
◆◆人であふれた羽田空港
◆◆遅延は無さそうだ
◆◆搭乗直前「不可抗力」そして…
◆◆それでもまだ何とかなる…!
◆◆預け入れていた手荷物は?
◆◆翌朝に備えて…
◆◆早朝に迫られた決断
◆◆のぞみに望み掛ける
◆◆午前中の取材はできません
◆◆松山〜新大阪が1時間半に?
◆◆新幹線にあって飛行機に無いもの
◆◆好調な北陸新幹線

◆◆四国を走る日は来るのか

全国で唯一となった新幹線空白地の四国。
紆余曲折を経て、導入に賛否両論があることも承知しているが、四国新幹線、あれば無駄にはならず、重宝する人も少なくないのではーーと感じた。

あいテレビ 2024年1月4日(木) 17:28
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/925548?display=1