※2/17(土) 16:32配信
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 今、セックスを伴わない妊活が広がっている。本格的な不妊治療を始める前のステップとして、専用器具を用いて家庭でできる妊活だ。共働き世帯の増加や不妊治療の浸透とともに変化する、イマドキの妊活に迫った。AERA 2024年2月19日号より。

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 晩婚化、晩産化が加速する昨今、不妊治療が広く浸透して久しい。厚生労働省の人口動態統計によれば、2020年の日本の平均初婚年齢は男性が31.0歳、女性が29.4歳。結婚から数年経ち、「そろそろ子どもを」と考え始める年齢が30代半ば以降ということも少なくない。さらに、国立社会保障・人口問題研究所の「21年社会保障・人口問題基本調査」によれば、不妊を心配したことがある夫婦は39.2%と、夫婦全体の約2.6組に1組に上る。

 一般的に、不妊治療のステップとされるのが、(1)排卵のタイミングを狙って性交するタイミング法、(2)人工授精、(3)体外受精、(4)顕微授精だ。(2)以降は、性交を伴わない方法になる。シリコン製のカテーテル(医療用の管)とシリンジ(注射器)を用いて、精液を膣内に注入するシリンジ法は、主に(1)のタイミング法に沿って行われる方法で、「妊娠の確率が高い日にタイミングが取れない」「射精までうまくいかない」「セックスがしんどい」などの理由による性交に代わる手段として、ここ数年でじわりと広がり始めている。

「まさかここまで売れるとは、というのが正直な感想です」

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