ロシア中部オレンブルクで今月、LGBTなど性的少数者が集まるナイトクラブが強制捜査を受け、地元裁判所は22日までに、従業員の男女2人を2カ月間拘束すると決めた。容疑はロシアで重罪の「過激派組織への参加」で、性的少数者に適用されるのは初めて。有罪なら最高10年の禁錮刑が科される可能性があるという。

 プーチン政権の影響下にある最高裁は昨年11月、実在しない団体「国際LGBT運動」を「過激派」と認定。2人はその地方支部に参加したと見なされた。金融当局は今月22日、同じ「国際LGBT運動」を「テロリスト・過激派」リストに加え、性的少数者への締め付けを強化した。

時事通信 2024年03月23日15時58分配信
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