小林製薬(大阪市)が販売する「紅こうじ」のサプリメントを摂取した人から健康被害の報告が相次いでいる問題に関連して、帝国データバンクは小林製薬製の紅こうじ原料を扱っていた企業と取引関係のある飲食料品メーカーが約1800社に上るとの調査結果を発表した。

 小林製薬は紅こうじ原料を他社にも販売しており、供給を受けた食品メーカーなどが相次いで商品の自主回収を発表している。

 厚生労働省の資料によると、小林製薬は52事業者に紅こうじ原料を卸しており、これらの事業者を通じ173事業者が紅こうじ原料の供給を受けていた。

 帝国データバンクが、この計225事業者と取引関係のある国内企業を調べたところ、飲食料品メーカーが1778社あることが判明した。

 これらの企業が小林製薬製の紅こうじ原料を実際に使っていたかどうかは不明だが、紅こうじは発酵食品としての原材料以外にも着色料などで使用されることが多い。

 1778社の内訳は、納豆や調理パン・弁当などの製造が最多の267社▽塩辛やつくだ煮などの製造(190社)▽かまぼこなどの水産練り製品製造(175社)――と続いた。和菓子など生菓子製造(128社)、しょうゆ・アミノ酸製造(79社)、野菜漬物製造(71社)も多かった。

 飲食料品以外の業種を含めると、こうした企業から商品を仕入れたり販売したりしている企業は最大約3・3万社に上る可能性があるという。帝国データバンクは「流通先の特定は長期にわたり難航する可能性が高い」と指摘した。【町野幸】

毎日新聞 2024/4/1 14:50(最終更新 4/1 14:51)
https://mainichi.jp/articles/20240401/k00/00m/020/117000c
★1 2024/04/01(月) 17:16:27.38
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