日本戦略研究フォーラム会長で政治評論家の屋山太郎(ややま・たろう)氏が9日午後10時40分、横浜市の自宅で肺気腫のため死去した。親族が18日明らかにした。91歳だった。福岡市出身。葬儀は近親者で済ませた。

 東北大文卒。1959年時事通信社に入社後、政治部記者やローマ特派員、編集委員兼解説委員を経て政治評論家に。故安倍晋三元首相に再登板を求めるなど、保守系の論客として活躍した。

 鈴木善幸内閣下の81年に発足した第2次臨時行政調査会(土光臨調)に参画し、国鉄の分割・民営化を推進。2008年には国家公務員制度改革推進本部の顧問会議委員を務めるなど、行政改革に尽力した。

時事通信 政治部2024年04月18日16時32分配信
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