http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170607/k10011008791000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001

資源エネルギー庁は天然ガスと水が結びついたシャーベット状の物質「メタンハイドレート」からガスを取り出す試験を先月、作業中のトラブルで中断しましたが、改善策を取ることで試験を再開し、今月下旬までガスの採取を続けると発表しました。
純国産エネルギーの開発を目指す資源エネルギー庁は先月4日、愛知県と三重県の沖合の海底よりさらに深い地層にあるメタンハイドレートから、ガスを取り出すことに成功しました。

しかし、その後、ガスを引き上げるパイプに大量の砂が入るトラブルが発生したため先月15日、試験をいったん中断しました。

このため、資源エネルギー庁はパイプへの砂の流入を防ぐ新たな対策を取ることで5日、試験を再開し、今後、今月下旬にかけてガスの採取を続けることを明らかにしました。

メタンガスと水が結びついたシャーベット状の物質であるメタンハイドレートは、日本近海の海底などに広く分布し、新たなエネルギー資源として期待されているだけに、再開した試験が順調に進み採掘技術の開発といった成果につながるのか注目されます。

6月7日 7時35分