2017年08月18日 08時17分
東京メトロ銀座線青山一丁目駅(東京都港区)で、ホームから転落した視覚障害者の男性が電車にはねられ死亡した事故から、1年が経過した。

 同様の事故はその後も、大阪府と埼玉県で相次いでおり、国と鉄道各社は転落防止用の柵を設けるなど対策を急いでいる。

 事故は昨年8月15日午後5時45分頃に発生。盲導犬を連れていた東京都世田谷区の会社員、品田直人さん(当時55歳)がホームから線路上に転落、電車にはねられた。同駅に転落防止用のホームドアはなかった。

 国土交通省と鉄道各社は2020年度までに、1日の乗降客が10万人以上の全国260駅に可能なかぎりホームドアを整備する計画を決めた。しかし、16年度末の設置は84駅にとどまり、速やかな計画実施を目指している。

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