http://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20180511/8010001890.html

05月11日 18時23分
幕末に土佐勤王党を率いた武市半平太の命日に当たる11日、高知市の神社で慰霊祭が開かれ、ことしで150年となる明治維新を前に世を去った半平太をしのびました。

武市半平太は、土佐勤王党を結成し新しい国をつくろうと奔走しましたが、土佐藩主だった山内容堂に切腹を命じられ、明治維新を目前にした慶応元年5月11日、37歳でその生涯を閉じました。

半平太の出身地、高知市仁井田には墓や生家が残されていて、没後153年になるきょう地元の瑞山神社で開かれた慰霊祭には子孫や地元の人などおよそ50人が出席しました。

ことしは明治維新から150年の節目となります。出席した人たちは玉ぐしをささげて、国の在り方が大きく変化した明治維新を見届けることなく志半ばでこの世を去った半平太をしのんでいました。

半平太のひ孫で群馬県から出席した北村勲平さんは「長年地元の方に開催していただき感謝の気持ちでいっぱいです。半平太の若いエネルギーや思いが、次々と受け継がれていくとうれしいです」と話していました。