https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20180608/5060000843.html

マダニ媒介感染症で4人目の死者
06月08日 11時42分

延岡市の90代の男性が、今月、「SFTS」と呼ばれるマダニを媒介とする感染症で亡くなりました。
県内でこの感染症で亡くなった人はことしに入って4人目で、県は野山や草むらで作業をする際には、マダニにかまれない対策をとるよう呼びかけています。

宮崎県によりますと、先月25日、延岡市の90代の男性が体調不良を訴えて市内の病院を受診しました。

男性はその後入院し、今月に入って亡くなりました。

県衛生環境研究所が男性の血液を調べた結果、マダニが媒介する「SFTS」=「重症熱性血小板減少症候群」のウイルスが確認されたということです。

男性は日常的に山の中に入っていたということで、マダニにかまれた可能性があるということです。

県内でSFTSに感染して亡くなった人はことしに入って4人目で、これは4年前・平成26年とならんで、最も多くなっています。

夏はマダニの活動が活発になり感染症のリスクが高まることから、県では野山や草むらなどで作業をする際には、熱中症にも気を付けつつ、長袖や長ズボンなど肌の露出が少ない服を着たり虫よけスプレーを使ったりして、マダニにかまれない対策をとるよう注意を呼びかけています。