“人工岬”で水難事故相次ぐ 娘助けた父親が犠牲に

 19日、茨城県鉾田市の砂浜で娘を助けようとした父親が沖に流されて死亡しました。
 現場はヘッドランドと呼ばれる人工の岬で、周辺のヘッドランドでも水難事故が相次いでいます。

 警察によりますと、午後2時40分ごろ、鉾田市台濁沢の砂浜で海水浴をしていた8歳の女の子が溺れました。
 両親が助けに向かい、父親が女の子をヘッドランドの上に押し上げましたが、自身は沖に流されました。
 その後、父親は水上バイクの男性に引き揚げられましたが、病院で死亡しました。
 母親は救助されて無事でした。
 ヘッドランドは砂の流出を防ぐための人工の岬で、付近では岸から沖に向かう速い流れ「離岸流」が頻繁に発生するとして、警察などが注意を呼び掛けています。
 隣の茨城県鹿嶋市にあるヘッドランド付近でも18日から2人が行方不明になっているほか、鉾田市でも14日に男性(61)が溺れて死亡しています。

テレ朝news 2018年8月20日 10時31分
http://news.livedoor.com/article/detail/15182535/