NHK 受信料の帳票紛失 職員が故意に廃棄も
毎日新聞2018年9月18日 22時12分(最終更新 9月18日 23時12分)
https://mainichi.jp/articles/20180919/k00/00m/040/129000c

 NHKは18日、NHK大阪放送局・北大阪営業センター(大阪府豊中市)で契約者の氏名や住所、電話番号などの個人情報を記載した受信料の帳票「支払期間指定書」426世帯分を紛失したほか、職員が1396世帯分を故意に廃棄したと発表した。

 NHKによると、紛失したのは2017年2月分。現時点で個人情報が不正に利用されたという連絡はないという。また、廃棄されたのは同年12月〜18年3月分。保管が必要だったが、職員が故意に廃棄した。職員は「処理が間に合わず、自分のロッカー内で保管していた。言い出せなくなってセンター内のシュレッダーにかけた」と話している。
 先月30日、視聴者からの問い合わせを受け発覚した。NHKは「個人情報を含む書類であるにもかかわらず管理が不行き届きだった。一層厳格な取り扱いを徹底する」としている。【井上知大】