京都大学は、iPS細胞から複数の組織がつながったヒトの腎臓の一部を作ることに世界で初めて成功したと発表しました。発表したのは、京都大学iPS細胞研究所の長船健二教授らのグループです。

腎臓には、血液をろ過し尿を作る組織が約100万個あり、尿が流れる管とつながっています。

研究グループは、ヒトのiPS細胞から尿をつくる組織と尿が流れる管がつながった腎臓の一部となるものを作製することに世界で初めて成功したと発表しました。

さらに、作製した腎臓の一部をマウスに移植し、血液が流れることを確認できたということです。

今回の成果は、日本で1300万人以上の患者がいるとされる慢性腎臓病の進行を抑える治療法の開発など、再生医療に向けた研究に貢献することが期待されています。

4/8(水) 19:52配信
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