2020年05月04日 22時00分
http://npn.co.jp/article/detail/200003509

日本中に感染者を出し続けている新型コロナウイルスは、ゴールデンウィークに突入した現在に
おいても収束の気配を見せていない。
2019年末に中国で初の感染者を出し、1月には国内で複数人の感染者を確認。
2月には国内で初の死者を出し、4月には緊急事態宣言が出されるなど多大な影響を出しており、
それは4月から新しい生活をスタートさせる予定だった若者にも大きな影響を及ぼしている。
4月から入社する新社会人は、多くの企業でZOOMなどを使ったリモート入社式を行ったことが
話題になったほか、入社したものの現在まで出社できていない新社会人も数多いという。
春からの入社に備えて引っ越しなどしていた新社会人は「いつ出社できるのか…」と不安な日々を
過ごしているという。
また、コロナの影響は新社会人だけではなく、4月から入学するはずだった大学1年生にも影響を
与えているという。
今年入学した大学1年生は、現役の場合、3月に行われるはずだった高校の卒業式を開催できない
まま卒業となり、大学へ入学したのだが、当然入学式は行われず授業も延期。
9月入学説まで発展し、「こんなはずじゃなかったのに…」と精神的に辛い日々を過ごしているという。
さらに、大学はガイダンスを受けて履修届を出さないと講義を受けることができないのだが、初めて
大学に入学した新入生はガイダンスをZOOMなどで聞き、慣れない履修届もネット上で行っている。
特に、移住圏でない大学へ通い始めた下宿組の新1年生は、周囲に友人や知人が一人もいないまま、
ネットでの履修届や授業を受けることになり、「仮に元通りになっても学部内で浮かないか心配」という
声もあるという。
また、下宿組は家庭が困窮しているため、アルバイト収入を見込んで大学に進学した人も少なくない
ので、「バイトも減らされそのままでは大学生活を送れない」とする1年生のほか、ネットを使ったリモート
で授業を受けるにしても、「通信料がかかるので負担が大きい。速度制限を食らったらまともに
 受けられなくなるかも」との声もある。