JR3社の2021年3月期の連結決算が30日出そろった。3社合計の最終赤字は合計で1兆126億円となった。

新型コロナウイルスの感染拡大による移動自粛の影響で、JR東日本とJR東海は1987年の民営化以降初めての最終赤字となった。
赤字額はJR東日本が5779億円と最も大きく、JR西日本は2332億円、JR東海が2015億円で、3社とも過去最大の赤字幅となった。
各社の売上高も前の期比4〜6割減と大きく落ち込んだ。

2022年3月期はワクチン接種が進み鉄道利用もある程度回復する前提で、3社とも最終黒字化を計画する。
ただ3度目となる緊急事態宣言でゴールデンウイークの利用も低迷するなど先行きは不透明だ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC304CG0Q1A430C2000000/