永谷園に「お茶漬け」について取材した。

5月17日は「お茶漬けの日」。

永谷園を創業した永谷嘉男氏の先祖で、江戸時代にお茶の製法を発明し煎茶の創始者として祀られている「永谷宗七郎(宗円)」氏の偉業をたたえ、同社が命日である5月17日に制定した。

お茶漬けのルーツは平安時代に

同社によると、お茶漬けのルーツは平安時代にさかのぼるという。

平安時代の文献に、ご飯に水やお湯をかけた手軽な食事「水飯」や「湯漬け」がたびたび登場するが、これがお茶漬けのルーツと言われているそう。

戦国時代には簡便な湯漬けは武士に愛され、織田信長と斎藤道三の初対面の際にも湯漬けを食べながらの一席となったという記録がある。

江戸時代になると、ありふれている事や容易なことが「こんなことは茶漬めしだ」と例えられるほど、お茶漬けは庶民の日常生活に浸透。

茶漬けを始めとする簡単な料理を出す「茶漬屋」も流行し、江戸各地に名物茶漬けが誕生した。

60年で140億食以上

「お茶漬けの日」制定のキッカケとなった永谷園の「お茶漬け海苔」は、永谷宗円から数え10代目で同社を創業した永谷嘉男と、その父親である9代目の親子が完成させ、1952年(昭和27年)に発売した。

発売からの60年間で食べられた同商品の数は、なんと140億食以上。これまでに食べられた小袋を縦につなげると、地球35周分もの長さになるとか。

また、使われたお湯の量は210万KL以上、ご飯の量は140万トン以上。

これまで売り上げたお茶漬けの「あられ」の数は2450億本以上で、横に並べると500万kmを超え、地球から月を6往復以上する距離に匹敵するという。

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引用ここまで
お茶漬けには牛乳が合う等の話は下記引用元でご確認ください|ω・)
https://irorio.jp/nagasawamaki/20170517/400296/