0001ばーど ★
2017/07/18(火) 08:36:06.42ID:CAP_USER9盗難が相次ぐ背景には、電線に使われている銅の取引価格の上昇があるとみられ、道警は転売目的の窃盗事件とみて警戒を強めている。
「復旧するまで仕事は自家発電機でしのぐしかなかった」。滝川市で建設会社を経営する40代男性が、事件を振り返る。男性は6月14日朝、自社の作業場敷地内の電柱に架かった電線約500メートルが切断され、なくなっているのを見つけた。
作業場があるのは畑や住宅が点在する地域で、人通りは少ない。作業場の停電は翌日まで続いたといい「また盗まれたらと思うと恐ろしい。一日も早く解決してほしい」と訴える。
■いたちごっこ
道警によると、2月下旬〜6月下旬の被害は、滝川市や苫小牧市、空知管内新十津川町などで分かっているだけで13件。
狙われたのは住宅街や交通量の少ない場所が大半で、一度に長さ約1キロにわたって盗まれたケースもあった。このうち後志管内岩内、共和両町などでは、建設会社の敷地や工事現場に保管してあった電線が盗まれた。
捜査関係者は「感電のリスクがあるため、一定の知識や技術を持った人物の犯行」とみる。高所作業車など特殊な機材を使用している可能性もあるという。
北海道電力によると、電線が盗まれる被害は以前からあり、過去5年間の被害は年間数件〜20件ほどで今年はそれを上回るペースだ。
同社は「盗難場所周辺はパトロールして警戒を強めるが、目の届きにくい所ばかり狙われるため、いたちごっこが続いている」と明かす。
■盗品区別つかず
全国の電線製造業者などでつくる日本電線工業会(東京)は「銅の価格が上昇すると、電線の窃盗が多発する傾向にある」と指摘する。
同会によると、今年7月の銅の平均取引価格(12日現在)は1トン当たり71万円。昨年7月は55万円だったが、昨年11月ごろから徐々に上昇して1・3倍に値上がりした。
電柱の間に架かった電線が切断され、盗まれた現場。周囲は水田が広がり、人通りは少ない=6月22日、滝川市
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配信 07/18 06:48
どうしんウェブ
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