https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170722-00000002-kobenext-l28

兵庫県加古川市内の小学校で6年生を担任する30代の男性教諭が、
児童対象の選択式アンケートで、「担任教諭を信頼できない」との内容の
項目を選んだ児童6人を呼び出し、直接理由を問いただしていたことが
21日までに分かった。うち2人が書き直したという。学校や男性教諭は
「強要はなかった」としているが、校長は「書き直しを迫ったと受け取られて
も仕方がない不適切な行為だった」と話している。

市教育委員会によると、アンケートは学校生活への適応度を調べる目的で、
市内の小中学校で5月下旬に実施。回答は各問5段階の選択式で
「担任の先生は信頼できる」という問いに、同小の児童6人が「あてはまらない
(信頼できない)」などに丸を付けた。男性教諭は用紙を回収後、6人を呼んで
「先生のどんなところが悪いのか」などと尋ね、1人は「話したら気が晴れた」、
もう1人は「選び方を間違えた」などとして、信頼度がより高い回答に変えて
提出し直したという。

保護者から学校に相談があり、確認したところ男性教諭は「自分の悪い点を
直すために聞いただけ。書き直しが目的ではなかった」と説明。指導を受け、
教諭はパソコンに入力する際に元の回答に直したという。

校長は「子どもらの信頼を取り戻せるよう、学校としても厳しく指導していきたい」
としている。