甲州ワインの仕込み始まる 山梨
日本放送協会:2017年9月9日 6時54分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170909/k10011132831000.html

甲州市のワイナリーでスパークリングワインの仕込みが始まりました。

国内有数のワインの産地として知られる甲州市では、主に山梨県内で収穫されたぶどうを使って、品種ごとに仕込みが行われています。
このうち勝沼町にあるワイナリー「まるき葡萄酒」では、8日から「甲州」という品種を使ったスパークリングワインの仕込みが始まりました。

まず、完熟前のぶどうおよそ1.5トンが手作業で選別されたあと専用の機械に入れられ、軸や種とともに絞られた実から果汁が出てきました。
このワイナリーでは果汁を専用のタンクでおよそ1か月間、発酵させたあと、さらに酵母を加えて瓶に詰め、1年間にわたって発酵させてスパークリングワインを作っています。

ことしは、先月、雨の日が続いたものの、収穫前に天候が回復したため酸味が強く、辛口のワインが期待できるということです。
「まるき葡萄酒」の薬袋才樹さんは「毎年、一期一会の気持ちでワインを作っています。皆さんに楽しんでいただけるようなワインを作りたいです」と話していました。