自民党は、来年1月召集の通常国会に憲法9条への自衛隊明記を柱とする改正案を提示する方針を固めた。党関係者が8日、明らかにした。衆院選で公約に改憲を掲げて大勝したのを受け、安倍晋三首相(党総裁)が目指す2020年の改正憲法施行に向けて議論を推進する必要があると判断した。党憲法改正推進本部の細田博之本部長は8日、選挙後初の幹部会合を開き、党内論議を再始動させた。年内に教育無償化を含む改憲4項目について意見集約を進め、原案づくりを急ぐ構えだ。

 ただ連立与党の公明党は衆院選で議席を減らしたこともあり、9条改正に慎重姿勢を強めている。(共同通信)

配信2017年11月8日 19:24
沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/168007