エイズ「死に至る病」と半数が誤った認識 内閣府世論調査
2018.3.2 18:23

エイズウイルス(HIV)に感染しても、発症前に治療を開始すれば
健康な人と同じように過ごせるが52%の人がエイズを「死に至る病」と回答するなど、
いまだに誤った認識を持つ人が多いことが、内閣府が2日に公表した世論調査で明らかになった。

エイズを完治する薬はないが1日少量の服薬でウイルス増殖を抑えられる。
しかし「原因不明で治療法がない」(34%)、「特定の人だけ関係のある病気」(20%)などの誤答が目立った。
感染原因では無防備な性行為(85%)、注射器の回し打ち(74%)、
カミソリや歯ブラシの共用(44%)など正しい回答がある一方、
蚊の媒介(25%)、軽いキス(17%)といった誤った回答もあった。

HIV検査は全国の保健所で無料、匿名で受けられるが、知っている人は半数にとどまった。
調査は1月に全国の18歳以上の男女3千人を対象に実施。1671人が回答した。

産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/180302/lif1803020037-n1.html


HIV感染症・エイズに関する世論調査(平成30年1月調査)
https://survey.gov-online.go.jp/tokubetu/h29/h29-hiv.pdf