http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20180511/6040000792.html

05月11日 18時56分
岩手県警察本部は、八幡平市の県道で、先月までのおよそ7年間にわたり、最高速度の規制が誤っていたと発表しました。
問題が発覚するまでに行った2件のスピード違反の取締りは無効にあたるとして、謝罪するとともに、反則金の返還手続きなどを行いました。

最高速度の規制が誤っていたのは、八幡平市の県道6号線の3.7キロの区間です。
岩手県警察本部の11日の発表によりますと、8年前、岩手警察署の警察官が、この区間の一部について、最高速度を時速50キロから60キロに変更する手続きを行った際、必要な書類の作成を間違えたということです。
その後、この誤った書類に基づいて手続きが進んだことから、先月中旬までのおよそ7年間にわたって、最高速度の規制が誤ったままになっていたということです。
問題は、先月中旬、警察官がこの区間でスピード違反の取締りを行った際に発覚しました。

警察では、問題が発覚するまでに2件の取締りを行っていましたが、いずれも無効にあたるとして、相手に謝罪するとともに、反則金の返還などの手続きを行いました。
警察は、ほかにも同様の場所がないか県内全域で緊急に点検を行うとしています。
県警察本部交通規制課の板垣則彦課長は、「誤って検挙された方と県民の皆様に深くおわび申し上げます。今後、交通規制の厳格な手続きを徹底し、再発防止を図っていきます」と話しています。