2018年9月27日 17時19分
 名古屋商工会議所の山本亜土会頭(名古屋鉄道会長)は26日の記者会見で、愛知県の「あおなみ線」(名古屋―金城ふ頭)を中部国際空港まで延伸する検討組織を発足させる名古屋市の方針について、「すごいカネを使ってあそこまで海底トンネルを掘ってやる必要があるのか」と否定的な見方を示した。

山本氏は、名鉄常滑線の輸送力について、「(空港の)滑走路が2本になって発着が増えても十分に運べる」と強調。中部空港駅についても「ホームが4本あるが、今3本しか使っていない」と述べた。

 延伸ルートは名鉄常滑線に接続する可能性があるが、山本氏は「我々の会社(名鉄)には(市から)何の問い合わせもない」と不快感を示した。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180927-OYT1T50063.html