横浜市の商店街で帰宅途中の34歳の女性が刃物で刺されて大けがをした事件で、強盗殺人未遂の疑いで12日夜逮捕された71歳の男が「金を奪う目的だった」などと供述していることが警察への取材でわかりました。警察は女性を狙ったいきさつを詳しく調べることにしています。

11日の未明、横浜市神奈川区の商店街で、帰宅途中だった34歳の会社員の女性が背中など複数箇所を刃物で刺されて大けがをしました。

事件の直前、付近の防犯カメラには女性のすぐ後ろをついて歩く不審な男の姿が写っていて、警察がこの映像などをもとに捜査を進めた結果、12日夜、近くに住む無職の近江良兼容疑者（71）を強盗殺人未遂の疑いで逮捕しました。

警察によりますと、調べに対し「金を奪う目的で女性を刺した」などと供述し、容疑を認めているということです。近江容疑者の自宅からは刃物が押収されたということで、警察が凶器に使われたものか確認を進めるとともに、女性を狙ったいきさつを詳しく調べることにしています。

■近所の男性「事件のあと変わった様子なかった」

近江容疑者の自宅の近くに住む80代の男性によりますと、事件のあとの11日午後２時ごろに顔を合わせたときには特に変わった様子は感じなかったということです。その際、どこに行くのか尋ねたところ、近江容疑者は「商店街で事件があったので見に行く」などと答えたということです。

この男性はふだんの近江容疑者について「病気で倒れて以来つえを使っているようでしたが、普通に歩いていて散歩をよくしていました。おとなしい性格でトラブルを起こすような人ではなかったので、逮捕されたと聞いてとても驚いています」と話していました。

2018年11月13日 4時44分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181113/k10011708351000.html?utm_int=news_contents_news-main_001

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