信州大工学部(長野市)の山崎公俊准教授(知能ロボット学)は、衣類を畳むといった生活支援に
つながるロボットの実用化に向け、布を動かした時の形の変化をAI(人工知能)で予測する基礎
技術を開発した。持ち上げると形状が変わる布などの柔軟物をロボットが扱うのは難しいとされる
が、実用化の道が開ければ、家事や産業分野などで活躍の幅が大きく広がると期待される。AIの
性能をさらに高め、技術の確立を目指す。

ロボットは現在、タオルやTシャツを畳むことができる。この技術を応用し、幅広い柔軟物の動き
を予測できるようになれば、洗濯物の折り畳みに加え、葉物野菜の調理、ケーブルの配線、荷物を
袋に詰めるといった作業をロボットで行うことが可能になるという。

現在の技術では、ボタン付きのシャツなどデータを覚えさせていない衣類はまだ扱えない。

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190106/KT181230FTI090003000.php

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