2019年10月1日 火曜 午後0:08

東京・目黒区で、船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)が虐待され死亡した事件で、傷害などの罪に問われた父親の雄大被告(34)が、初公判で起訴内容を大筋で認めた。

逮捕時に比べて痩せた様子の雄大被告は、法廷で自身の心境について弁護側が説明するのを聞いて、静かに涙を流し、ハンカチで拭っていた。

船戸結愛ちゃんの父親・雄大被告は2018年2月、娘にシャワーで水をかけ、顔を拳で複数回殴るなどしたうえ放置し、3月には死亡させた罪などに問われている。

10月1日の初公判で、雄大被告は、起訴内容を大筋で認めた。

弁護側は、「結愛ちゃんの父親であろうとして、理想の子どもであってほしいという気持ちから手をあげた」と主張した。

一方、検察側は、冒頭陳述で「多数回暴行を加え、全身に170カ所の傷があったが、虐待の発覚を恐れ、病院に連れて行かなかった」と指摘した。

今後の裁判には、雄大被告から心理的なDVを受けたとされ、懲役8年の判決を受け控訴している母親の優里被告が、証人として出廷する予定。

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