診療所で捕獲のクマ三条で越冬へ

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20191219/1030010586.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

南魚沼市の診療所の倉庫で見つかり、捕獲された親子と見られる3頭のクマが、
保護団体を通して引き渡された三条市の物流会社で冬を越すことになりました。

今月8日に南魚沼市の二日町診療所の倉庫で、親子とみられる3頭のクマが眠った状態で見つかり、
翌日、麻酔銃などを使って捕獲されました。
3頭のクマは、その日のうちに保護団体「日本熊森協会」に引き渡されました。

そして、保護団体の会員になっている三条市の物流会社「マルソー」では、クマを引き取り、
敷地内にある保冷用のコンテナの中に設置したオリで冬を越すことになりました。
オリは、幅1.3メートル、奥行き2.1メートル、高さ1.6メートルほどで19日も3頭が動いていました。

クマには、保護団体からドングリなどが送られていて、社員がエサを与えていますが、
エサを食べる量が少なくなっていることから今後、冬眠するものとみられているということです。

来年の春には保護団体が山に返すということです。

3頭の親子クマが冬の間、保護されることについて、クマの生態に詳しい
新潟大学農学部の箕口秀夫教授は「クマは人里近くで活動していた。来年の春、飼育を続けるか、
山に放すか、2つの選択肢があるかと思うが、対応を慎重に検討すべきだ」と話しています。
そして、山に放す場合については「クマを放す前に、人は怖い存在だと学習させる必要がある。
クマに発信器をつけるなどして監視できる体制を作ったうえで、人里に現れた場合の対応についても
事前に決めておかなければならない」と話しています。

12/19 17:28