2/27(木) 5:16配信東洋経済オンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200227-00332097-toyo-bus_all
2020年3月14日、JRグループでダイヤ改正が行われる。このダイヤ改正で引退する車両は1月8日付記事「3月ダイヤ改正、JRのどんな車両が引退するのか」で紹介したが、JR北海道ではこのダイヤ改正に合わせて特急列車の名前を見直し、「スーパー◯◯」という列車名を取りやめることを発表している。

 具体的には「スーパー北斗」「スーパーおおぞら」「スーパーとかち」の「スーパー」を外し、「北斗」「おおぞら」「とかち」に改めるというものだ。JR東日本でも「スーパービュー踊り子」の引退で、偶然ながらJR東日本の特急列車からも「スーパー」が消えるが、そもそも「スーパー北斗」などの「スーパー」にはどんな意味があったのだろうか。

■JRの特急ばかりの「スーパー◯◯」
 「スーパー◯◯」と付く列車の名前は、消えたものを合わせると20あまりあり、大半がJRの特急列車ばかりだ。先のJR北海道のほか、JR東日本の「スーパービュー踊り子」やJR西日本にも「スーパーはくと」のように「スーパー◯◯」と名乗る列車があり、かつてはJR九州にもあった。

 JRの特急列車の中で、最初に「スーパー」と名乗った列車はJR九州の「スーパー有明」としてよいだろう。1988年3月のダイヤ改正で、おもに博多から熊本・鹿児島方面を結ぶ列車だった「有明」のうち、停車駅の少ない速達列車に「スーパー有明」と命名し、ほかの「有明」と差別化を図ったものだ。

 続いて1989年にJR東日本で「スーパーひたち」が登場したが、これは常磐線の特急「ひたち」に新型車両(651系)を投入してスピードアップを図ったので、651系を使用する列車に対して「スーパーひたち」と命名し、ほかの「ひたち」と区別した。同じタイミングでJR西日本では北陸方面の特急「スーパー雷鳥」が登場、車両(485系)のグレードアップと列車のスピードアップを図ったものだ。また、JR北海道では1990年に「スーパーホワイトアロー」が登場、新型車両(785系)の投入とスピードアップを図ったものだ。(以下ソースで)