https://www.chunichi.co.jp/s/article/2020031490111012.html
近鉄「ひのとり」運行開始 名阪特急の新型車両

近畿日本鉄道の名阪特急(近鉄名古屋―大阪難波)の新型車両「ひのとり」が14日、運行を始めた。近鉄名古屋駅で出発式があり、関係者や鉄道ファンが最初の列車を見送った。

 メタリックレッドの6両編成。座席間隔が従来より広いのが特徴だ。名阪特急の新型車両は、2003年に運行を始めたアーバンライナー・ネクスト以来。

 式では、名古屋を最初に出る午前8時20分発の列車の運転士と車掌に花束が贈られた。大橋正勝駅長の右手をあげる合図で出発した。レギュラー車両、座席間隔がより広いプレミアム車両とも満席。1カ月前の発売開始からわずか16分で売り切れたという。

 家族6人でプレミアム車両に乗るという三重県四日市市の男性会社員(62)は「乗り心地が楽しみ」と声を弾ませた。

 運行は名古屋、大阪発の1日6本ずつ。従来の列車と同様、近鉄名古屋―大阪難波間を最速2時間5分で結ぶ。料金はプレミアム車両5240円、レギュラー車両4540円。

 新幹線の名古屋―新大阪間は、のぞみの最速が所要47分で、のぞみの普通車指定席は6680円。

(中日新聞)

2020年3月14日 11時10分