田村憲久厚生労働相は23日の閣議に、2020年版厚生労働白書を報告した。「令和時代の社会保障と働き方を考える」をテーマとし、平成元年の1989年から、高齢化がピークに近づく2040年までの約50年間の変容を推計を含めて紹介した。高齢者数は人口の12.1%の1489万人から35.3%を占める3921万人に増える一方、出生数は125万人から74万人に40.8%減少する。人口構造の変化とそれに伴う社会保障に必要な費用が膨張することを指摘した。

40年に65歳の人が90歳まで生きる確率は、男性42%、女性68%と予想。「人生100年時代」がより身近になる。

2020/10/23 10:46 (JST)10/23 11:01 (JST)updated
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