※産経新聞

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で迎えた元日の近畿の各主要駅の人出が、コロナの影響が顕在化していなかった1年前と比べ、3〜4割程度減っていたことが、携帯電話の位置情報サービスを使ったデータ分析で分かった。感染の急拡大を懸念し、繁華街への外出を避けて自宅で過ごした人が多かったようだ。

 携帯電話の位置情報を用いたアグープ(東京)のデータを基に、昨年と今年の1月1日の滞在人口を比較した。

 それによると、大阪・キタに立地する大阪メトロ梅田駅とJR大阪駅で、それぞれ人出が約41%減っていた。ミナミでは大阪メトロなんば駅と同心斎橋駅で約35%減だった。

 医療体制の逼迫(ひっぱく)が続く大阪では、府が不要不急の外出自粛や「ステイホーム」などの継続を求めており、人々の行動に一定の影響を与えているとみられる。

 大阪以外でも同じ傾向がみられた。JR東海道線三ノ宮駅(神戸市)で約29%、同京都駅(京都市)でも約40%の人出の減少が記録された。

 また帰省自粛が求められた影響からか、大阪モノレール大阪空港駅では58・6%減。関東でも羽田空港国内線ターミナル駅で69・2%の減となっていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/23bc8c9f5eaf575f272e82ee53636d264aa26df0
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