※共同通信

 菅義偉首相は5日の参院決算委員会で、国家公務員の定年を延長する国家公務員法改正案を今国会へ再提出する意向を表明した。「高度化する行政課題に対応するには定年の引き上げが必要だ。早期提出に向けて準備している」と述べた。決算委は2019年度決算に関する質疑を実施。首相と全閣僚が出席した。

 国家公務員法改正案は、検察官定年を延長する検察庁法改正案を含む方向。ただ世論の反発を受け昨年撤回した、内閣や法相の判断で検察幹部の定年を延長できる「特例規定」は盛り込まない見通しだ。政府は改正案を13日に閣議決定する方向で調整に入った。与党は今国会で成立を目指す。

2021/4/5 10:45 (JST)4/5 10:51 (JST)updated
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