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【リニア】夢の「リニア中央新幹線」が思うように実現していないのはナゼ? [砂漠のマスカレード★]
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2021/04/16(金) 02:32:10.73ID:5bH+UfIE9
リニア中央新幹線は、静岡県とJR東海との間で意見の食い違いが大きく、県内の本格着工には程遠い状況にある。

国土交通省は、両者の対立点について中立的な立場で検討するために「有識者会議」を設置したが、その議論がJR東海に有利な方向に進んでいるとして、静岡県はこの組織自体に異議を唱えている。

 一見泥仕合にみえるが、よくよく検討してみると、それぞれの立場の違い、考え方の違いから、議論がすれ違うのはごく当然のことなのである。

川勝平太静岡県知事の「文明観」
 静岡県の川勝知事は、かねてよりリニア中央新幹線の建設には賛成であることをたびたび表明している。

 それがなぜ工事を止めることになっているのかは、ひとえに「県民第一」のスタンスが背景にあるのではないかと考える。選挙で選ばれる県知事が、選挙民の利益を第一に考えて、いわば大衆迎合的な政策をとるのは当然のことである。

 リニア中央新幹線の、山梨県、静岡県、長野県の3県にかけて建設される南アルプストンネルによって大井川の水が減少して、表流水や地下水を利用する中下流域の企業や農家、飲料水としている流域の多くの人たちの大きな影響を生じかねない。

 川勝知事は、テクノクラート(技術官僚)の科学的思考法とは大きく異なり、『文明の海洋史観』の「歴史観について」にみられるように、難解な議論を畳みかけるように読者に分かった気にさせてしまう論法を武器として、なによりも日本人の「義理・人情」に訴えかけて、自然と納得させてしまうのである。

 令和2年6月のJR東海の金子社長との対談の映像を見ると、川勝知事は、相手に対して語り掛けるように、自説に引き込もうとする様子がうかがえた。最初は穏やかに、次第に口調が強くなり、言葉は丁寧なものの、語気が荒くなっていった。情に訴えようとする姿勢である。そのため、かえって合理的な論旨がぼやけてしまった感がある。

 大井川の流域の人たちは、JR東海から伝えられる南アルプストンネルの湧水に関する断片的な情報を受けて、漠然とした心配を抱くようになった。JR東海が発表する分析結果が、専門的で理解するのが難しいことと、結果だけで生のデータを公表していないので、専門家が分かりやすく解説することもできないのである。

 「義理と人情」の川勝知事は、流域の人たちの強い不安を背景にして、クールで情を感じられないJR東海と対峙することになったのである。

 日本人にとって大河は神の宿る場所であった。水源地には祠が建てられ、太古より住民により守り続けられてきた。

 明治になって、「富国強兵」政策の下で、ダムが建設され、発電所で発電された電力で多くの工業製品が生み出された。経済指標でのGDPは増加し、国は豊かになったものの、数千年の間大事にされてきた、地域の精神的な支柱となっていた川と水源地が、開発により傷つけられてしまったのである。

 大井川は、江戸時代には、しばしば「川止め」されるほどに水量が多く、あらあらしい川であった。しかし、いまや大雨が降らない限り、水量が減って、弱々しい川になってしまった。これ以上水量が減ったならば、どのようなことになるのか、だれでも不安になるであろう。

 川勝知事は、もともと経済学者で比較経済史を研究テーマとしていた。早稲田大学政治経済学部の教授を長年務め、国際日本文化研究所教授を経て、平成19年、当時の静岡県知事石川嘉延氏の求めに応じて、静岡文科芸術大学の学長に就任した。

 川勝氏は、英国オックスフォード大学で学位を取得し、西欧と日本の文化・経済発展の比較を研究し、『富国有徳』の考え方を固めていった。

4/15(木) 23:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/69167178f231b29ed99e5c5469afa36de2a3fba7
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