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吉村大阪知事がワクチン接種 「人生で一番痛くない注射」

大阪府の吉村洋文知事は28日夜、大阪市中央区のマイドームおおさかに府が開設した新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場で、1回目のワクチン接種を受けた。この日余ったワクチンを使った。接種後、記者団に「人生で一番痛くない注射だった。できるだけ多くの人に受けてもらいたい」と述べた。

午後8時50分ごろ会場に到着した吉村氏は、2025年大阪・関西万博のロゴが入ったポロシャツ姿で、まず医師の予診を受けた。「激務で大変ですが、お元気ですか」と気遣われ、「多少精神的な大変さはありますが、体はいたって元気です」と明るく答えた。

その後は過去の予防接種で副反応が出なかったことなどを確認し、左腕の袖をまくって看護師が注射するのを待った。接種作業は予診から数分で終了した。

記者団から感想を問われると「自分もかかりたくないし、周りにもうつしたくない。(府内の)危機管理の最終責任者として、少し気が楽になった」とほっとした様子。「絶対言わんといたろ(言わないでおこう)と思ったが、本当に痛くない」と強調した。2回目の接種は7月26日に受けるという。

ワクチンロスを生む予約のキャンセルを念頭に「できるだけ二重予約はやめて、一本化して受けてもらいたい」と呼びかけた。

2021/6/28 22:16
産経新聞