腕や足に障害のある人が車を運転しやすくなるようにした新たな装置が相次いで投入され、メーカーの担当者は「気軽にドライブを楽しんでもらいたい」と話しています。

このうちマツダが投入したのは、下半身に障害のある人が運転しやすくなるよう工夫した装置です。

ハンドルが2重のリング状になっていて、アクセルの代わりに内側のリングを押し込むことで加速ができます。

ブレーキ操作もハンドルの左側のレバーで行います。

ハイブリッド車やことし発売したEV=電気自動車に取り付けられるということです。

マツダ国内営業本部の松山雅昭主幹は「アクセルとブレーキのペダルも備わっているので、友人や家族と運転を交代するなど、気軽にドライブを楽しんでもらいたいです」と話していました。

またホンダも、両腕に障害のある人が足元のペダルで方向転換やシフトレバーの操作をできるようにした装置を開発しています。

最新モデルの車にも取り付けられるということで、より多くの人に車を運転してもらおうと、この分野でのメーカーの取り組みが広がっています。

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NHK NEWS WEB
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