神奈川県警泉署は21日、横浜市泉区に住む80代の男性が「セキュリティ協会」の職員を装った男に現金730万円をだまし取られた、と発表した。男性は1カ月半、だまされ続け、指定された銀行口座に現金を計36回振り込んだという。

 署によると、3月6日、同職員を装う男から男性の携帯電話に「あなたの携帯がウイルスに感染している。あなたのせいで被害が出ている。示談金としてお金を振り込んでください」「サイバー保険金にお金が必要です」などと電話があった。

 話を信じた男性は翌7日から4月19日にかけ、男が指定した口座に、示談金や保険金名目で1回当たり10〜30万円を振り込んだ。

 4月19日に男性宅を訪問した民生委員が話を聞いて詐欺と気付き、男性を連れて近くの交番に相談した。

神奈川新聞  2022年4月21日(木) 22:40
https://www.kanaloco.jp/news/social/case/article-905603.html