世界経済の失速が鮮明だ。中国は新型コロナウイルスを封じ込める「ゼロコロナ」政策などの影響で2022年の成長率見通しが年初の予測を2ポイント近く下回り、3%台に沈む。直近10月は消費が減少に転じた。米欧は歴史的な物価高で急速な利上げを迫られ、22~23年に景気後退に入るとの予測が広がる。日本は7~9月期に4四半期ぶりのマイナス成長に陥った。けん引役不在の世界は先行きの不透明感も強い。

QUICK・...(以下有料版で、残り1842文字)

日本経済新聞 2022年11月16日 2:00 (2022年11月16日 6:20更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM152HQ0V11C22A1000000/