主力商品「ごはんですよ!」で知られる食品メーカー「桃屋」(東京都中央区)が、36協定を結ばずに時間外労働をさせていたなどとして、中央労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが3月7日までにわかった。勧告は2月20日付。

桃屋は36協定を未締結のまま従業員に時間外労働や休日労働をさせていたほか、就業規則に定期昇給の定めがあるのに、定期昇給が廃止されても就業規則の変更がされないなどの法令違反が指摘されたという。

また、適正な労働時間管理のための対策を講じることなどの指導があったとされる。

こうした是正勧告について、事実確認のため取材を申し込んだところ、同社は次のように文書で回答した。

「所轄労働基準監督署から是正勧告を受けたことは事実でございますが、ご指摘頂きました内容につきましては、労働基準監督署および外部専門家へ相談しご指導を頂きながら現在社内で適宜対応している状況であり、個別の回答については控えさせていただきたく存じます」
弁護士ドットコムニュース編集部

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