福井県警が行ったハイビームのアンケート結果
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夜道では車のライトは上向き(ハイビーム)が原則だと知ってはいるが、前を走る車や対向車とトラブルになるかもしれないから下向きにしておく−。福井県警が県内の運転免許更新者約500人を対象に行ったアンケートで、夜間運転時のドライバーの意識が浮き彫りになった。

 調査結果では、車のライトは原則上向きだと「知っている」が80・8%に上った。一方、57・6%が上向きには「していない」と答え、男女別では男性53・0%、女性66・0%と女性の方が「していない」割合が高い。年代別では20〜50代が60〜70%台と割合が高く、60代以上は40%台だった。

 上向きにしない理由(複数回答)は「他の車とのトラブルを防ぐため」が最多の67・0%。次いで「原則上向きだと知らなかった」15・1%、「必要ないと思うから」9・3%、「面倒だから」5・9%などだった。

 県警によると、夜間に歩行者がはねられた昨年の死亡事故12件すべてが上向きにしていなかった。県警交通企画課の竹岡信秀調査官は「上向きだと早く歩行者を見つけることができ、事故防止につながる。ただ、前を走る車や対向車にとってはまぶしいので、こまめに切り替えて運転してほしい」と話している。

 調査は昨年11月、県内4カ所の運転者教育センターで免許更新した人を対象に行い、510人から回答を得た。

2018年3月20日 午後5時10分
福井新聞
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/307728