土砂を流す ダムの改良工事
(みやざき県)

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/5064264441.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

ダムに土砂が貯まって水位が上がり洪水被害につながるのを防ごうと、
美郷町のダムで土砂を下流に流すための工事がほぼ終わり、今月末にも運用できるようになりました。

平成17年の台風14号に伴う大雨では県北部の耳川沿いで洪水が起き
このうち諸塚村ではおよそ90軒の店舗や住宅が水没するなどの被害を受けました。
こうした被害は大量の土砂がダムや川に流れ込んで底に貯まり水位が上がったことが
原因の1つとされました。

九州電力では耳川沿いの2つのダムでおよそ200億円をかけて対策工事を進めていて、
このうち美郷町の西郷ダムの工事がほぼ終わりました。
この工事では、水を下流に流す水門の一部を低い位置に付け替え、
土砂を排出しやすくするもので、今月末にも運用できるようになりました。

九州電力によりますとこうした工事をダム本体を改造する形で行うのは全国で初めてだということです。

同様の工事は、諸塚村と美郷町の境にある山須原ダムでも進められていて、
平成33年に運用が可能になる予定です。

九州電力耳川水力整備事務所の中山浩章副所長は
「工事によって水位が上昇しなくなり浸水のリスクが減ることが期待できる」
と話しています。

06/16 09:22