https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180514/k10011437711000.html

先月のビールの販売量は、値上げに踏み切った影響で大手メーカー3社が大幅な減少となりました。

大手ビールメーカー各社の発表によりますと、先月のビールの販売量は、去年の同じ月と比べて
キリンが18%、サントリーが10%、サッポロが16%、それぞれ減少しました。

3社はいずれも物流費の上昇を受けて、先月1日づけで業務用の瓶ビールやたるづめのビールの
出荷価格を値上げしていて、この値上げが販売に大きく影響した形です。

また3社に先立って値上げしていたアサヒも1%の減少となり、花見や歓送迎会などで需要が
高まる時期でしたが、各社とも販売量を減らす結果となりました。

ビールをめぐっては、先月から原料に果物やハーブなどを使えるようになり、夏場に向けてメーカー各社は
味や香りに特色を出した新商品を発売するなどして、需要の掘り起こしを図りたいとしています。