△さつまいもの栂尾煮だ

(前略)

『悪韓論』(新潮新書)の著者で評論家の室谷克実氏はこう指摘する。
「反日の動きを、文大統領自身が制御できない段階に入っているということ。自分で煽っておいて、コントロール不能に陥っているわけです」

▼「反日批判本」がヒット!?

他方、反日とセットで親北朝鮮政策を進めてきた文氏の失政を、「しっかり」と批判的に見ている韓国の人たちもいる。
それも当然で、光復節の日、対日融和と同時に北朝鮮に媚びるメッセージを送った文氏は、当の北朝鮮から「まれにみるほど図々しい」と袖にされてしまったのだ。

実際、ロウソク派のデモの目と鼻の先では、「反文在寅デモ」が開催され、そこでは、
「文在寅は北朝鮮に行け!」
等々のシュプレヒコールが上がっていた。

また、「反文在寅」気運の盛り上がりを象徴するかのように、現在韓国では、7月15日に発売された『反日種族主義』なる本がベストセラーになっているという。

「この本は、徴用工は強制労働ではなかったし、慰安婦も強制性はなく高待遇だったと、韓国の反日教育のウソを暴く反日批判本です」(ソウル特派員)

そうした本が反日の国でヒットするとは意外な気もするが、
「韓国では、ノンフィクション系の本は千部売れれば御の字ですが、『反日種族主義』は9万部に迫る勢いで驚異的な売上げを見せています」
と、龍谷大の李相哲教授が解説する。

「この本がベストセラーになっているということは、文政権の行き過ぎた反日政策に嫌気が差している韓国国民が少なくないことの表れと言えるでしょう。
盲目的な反日政策が、結局は韓国経済にとってマイナスの影響をもたらすのではないかとの懸念は韓国でもかなり広まっています」

『反日種族主義』の共著者のひとりである、「李承晩学堂」理事の朱益鐘(チュイクジョン)氏はこう語る。

「韓国では今、世論分裂が起きています。光復節に反日派が集結して集会を行った一方、国民の半数は文大統領に反対していて、彼らも同じ日に数万人規模で集結しました。
私たちの本も、これまでだったら難しかったでしょうが、今はある程度受け入れられていると思いますし、韓国社会に変化が起きていると感じます」

反日と親北に明け暮れてきた文氏。
その結果、光復節のソウルでは、反日派のデモ隊に反大統領派が「強制労働などなかった!」と詰め寄り、デモ隊が「ケセッキ(この犬野郎)!」とやり返すといった衝突まで見られたのだった。
つまり文氏は、韓国世論の分断という事態を自ら招いてしまったのである。

しかし、「この分断状況を、文大統領は親日派を潰す過程のひとつくらいにしか思っていないでしょう。危機感がないんです」(室谷氏)

事ここに至っては、隣国に憐憫の情が湧くばかりだ。
文氏によって分断された「文断韓国」に――。

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https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190829-00579505-shincho-kr&;p=1