大阪市は13日、同市中央区のこども相談センター(児童相談所)などで夜間対応にあたる職員の待機時間を休憩とみなし、賃金を支払っていなかったと発表した。

 計138人に過去2年分の未払い賃金(時間外手当相当)約7300万円を支払うという。

 市によると、これまで夜間帯を含む2日連続勤務の職員には、午前2時〜7時の5時間は休憩時間(仮眠時間)とし、実労働があった場合に限って時間外手当を支払っていた。

 児相職員への賃金未払いをめぐっては昨年10月、北九州市が待機時間も労働時間にあたるとして、労働基準監督署から是正勧告を受けたことが判明。類似の勤務形態を取る大阪市が自主的に是正措置を進めていた。

 市は今後、待機を伴わない休憩時間を設けて職員も増員する方針で、担当者は「関係法令を踏まえた勤務管理を行い、職員の休憩時間の取得を徹底する」としている。

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