若鶴酒造、熟成2年未満の国産部門

 若鶴酒造(富山県砺波市)が世界で初めて導入した鋳物の蒸留器で製造したウイスキーが、世界的な品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション」の熟成二年未満の国産ウイスキー部門で最高評価の特別賞に選ばれた。
 受賞したのは「三郎丸蒸留所ニューボーン2019アメリカンホワイトオーク新樽」。老子製作所(同県高岡市)と共同開発した蒸留器「ZEMON(ゼモン)」で蒸留し、アメリカンホワイトオークのたるで五カ月熟成した。
 若鶴酒造は、同じくZEMONで蒸留した「ニューポット2019」と、富山県産のミズナラのたるで七カ月熟成させた「ニューボーン2018富山ミズナラヘッド」も出品し、いずれも銀賞に選ばれた。同社によると、熟成期間が短いウイスキーが銀賞以上に選ばれるのは珍しいという。

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